車は残したいので手続きから外してください
保証人には迷惑をかけたくないので、そこは手をつけないでください
利用額も多くないし、よく使うお気にリのカードなので残したいです
と、あなたが望んでも
…すみません、無理です。
と、法律事務所からお断りをされるでしょう。
しかし、
任意整理であれば、上記の要望はすべて叶います。
さて、今回は
任意整理の大きなメリットである、その柔軟性について紹介したいと思います。
任意整理なら柔軟性のある解決ができる
借金の相談を受けていると、
このカードだけ手続きから外したいんですけど、
というお願いをしてくる相談者はけっこう多いです。
破産(や再生)であれば、どれか一つのカードや借り入れを手続きから外すことはできないですが、任意整理であれば可能です。
任意整理なら柔軟な解決ができる
とは、そういう意味です。自由度が高いってことですよね。
ちなみに、特定のカードや借り入れを手続きから外すケースとしては以下のようなパターンがあります。
- 住宅ローンを外したい
- 車のローンを外したい
- 保証人付きのローンを外したい
- 担保付きのものを外したい
- 少額のものを外したい
- 銀行ローンを外したい
- ショッピン枠で買った商品の引き揚げを避けたい
- どうしても使いたいお気に入りのカードだから外したい
- 自分以外の家族が使ってるカードだから外したい(家族カードとか)
まだまだあると思いますが、よくある例として思い当たるのはこんなところでしょうか。
リスクを最小限に!
任意整理のメリットは、手続きをする借入先を適切に選ぶことで、リスクを回避しつつ返済の負担を減らせることに尽きます。
住宅ローンや車のローンを手続きに含めてしまえば、住宅を失ったり車を取られたりしますが、そいいったリスクの高い借入先を手続きから外すことでリスクを回避することができます。
また、保証人付きの借入を手続してしまうと、保証人に請求がいき迷惑をかけてしまう危険がありますが、任意整理であればそいうったことも防げます。
利用額が少額であれば、あえてそのカードを手続きに含めずにもしもの時のクレジットカードとして残すことも可能です(但し、信用情報の影響で途中で止まる可能性はあります)。
利用額にもよりますが、ポイントの付くお気にリのカードであれば手続きから外すのもアリですし、運が良ければそのまま継続して使い続けられます。
これらは全て任意整理であるからこそ実現できるわけで、破産であればどれか一つでも手続きから外すことはNGです。
事務所に来所された方の8割近くが任意整理を選択されるのも納得で、非常に使い勝手の良い柔軟性のある解決方法なんです。
まとめ
任意整理は非常に使い勝手の良い借金の解決方法です。
ここを手続きに含めてしまうと、
- 車が取られてしまう、
- 保証人に迷惑をかけてしまう、
- 家族にバレてしまう
といったリスクを回避しつつ、借金の負担を軽くすることができます。
この柔軟性は破産には無い大きなメリットです。
破産に流れてしまえば、破産法で決められたガチガチのルールのなかで手続きを進めて行かなければいけません。人によってはとても辛い選択となるでしょう。
被害を拡大させないためにも、任意整理で解決できるうちに相談するのも一つの手だと思います。