任意整理は手続が簡単だと言われます。
法律事務所で働いていた経験からしても、確かにそうだと思います。
60歳以上の高齢の方でも問題なくやってますしね。
法律事務所に依頼するなんて何だか難しそうというイメージが先行して足かせになっているのであればとてももったいない気がします。
是非今回の記事を読んでいただいて、私にもできそうだな、といった感想を持ってもらえれば幸いです。
- 任意整理の手続きは簡単?
- 任意整理の流れをおさらい
- 初回の面談に必要な持参資料
- 専門家との面談は基本1回で済みます
- 電話はどれくらいの頻度でかかってくる?
といった項目順にまとめました。
任意整理の手続きは簡単?
任意整理は、正直簡単な手続きです。
法律事務所がやることなので、何だか難しそうなイメージも抱かれるかもしれませんが、実際に相談に来られた方の反応を見ている限り、
え、こんなにあっさり終わるものなの?
と、拍子抜けしている様子もあります。
審査などもないですし、その意味ではお金を借りるよりもずっと簡単に済む手続きなのかもしれません。
さて、ここで任意整理の流れについておさらいしてみましょう。
任意整理の流れをおさらい
任意整理の流れは以下のようになります。
①弁護士や司法書士との面談
(最低限、身分証明証があればOK)
↓
②受任通知送付(*支払いストップ)
(通常は面談日当日~2,3日以内には通知が発送される)
↓(分割費用の支払いが開始)
③相手から届いた履歴を元に借金の額を確定させる作業をする
(履歴が届くのは受任通知送付から1ヶ月~2ヶ月半程度)
↓
④相手に和解提案を投げかけ具体的な交渉に入る
(cf 法律事務所から本人宛に和解状況の確認の電話が入ることがある)
↓
⑤和解内容に従って支払いが再開
(法律事務所が支払いを代行するパターンもあるが、通常は本人が支払っていく)
*事務所費用は支払い再開する前に分割で収めきるようにスケジュールを組むのが基本
*手続の期間は案件によるが、おおむね4ヶ月~7ヶ月
さて、以上の流れの中で本人が関与するのは赤字の部分のみです。青字の部分は全て法律事務所が単独ですることです。
(初回の面談を除くと)本人がやることといえば、
- 毎月定められた費用を払うこと
- 事務所からの電話に出ること
この二つだけです。
事務所に足を運んだり役所から書類を集めたり、あるいは毎月家計簿をつけたりと、本人がいろいろ動かなければいけない破産と比べれば、手続き自体はとても簡素です。
任意整理が債務整理手続の中で最も簡単な手続きと言われるのも頷けます。
初回の面談に必要な持参資料
依頼する事務所の方針にもよりますが、
かつて私が勤務した二箇所の事務所では、
身分証明証と印鑑(シャチハタは不可)さえあればとりあえずOKという対応をしていました。
印鑑を忘れる相談者がたまにいましたが、その場合は拇印で対応してましたね。なので、身分証明証さえあればとりあえず事足りると思います。
身分証明証だけは絶対に忘れないようにしましょう。
もちろん、資料は多いほうがいいことに越したことはないので。余裕があればクレジットカードや相手から届いた書類(催促書など)、簡単な家計簿も持参すると喜ばれると思います。
専門家との面談は基本1回で済みます
面談の時に
(事務所に)また来ることはありますか?
と、依頼者から聞かれることがたびたびありましたが、任意整理であれば面談は1回のみ。あとは電話でのやり取りになります。
例外的に、手続きの種類自体が途中で変わる場合(よくある例として、最初は任意整理で進めていたけど破産に切り替えたいとか)は、再度の来所ということになります。
電話はどれくらいの頻度でかかってくる?
任意整理手続きを通しての電話の頻度ですが、
面談直後~支払いの再開までの期間でみると、3回~5回が平均ではないかと思います。
電話の内容としては、住所確認とかそういった事務的なものを除けば、交渉に関するものがメインです。
○○カード株式会社が~と言ってきてますけど、どう?
○○カード株式会社と~といった内容で話をまとめようと考えていますけど、どう?
といった内容のやり取りを法律事務所と交わすことになるでしょう。
そこまで頻繁に電話がかかることは滅多にないです。
電話の時間帯についても希望を聞いてもらえると思いますので、カード会社からの催促の電話のように、ストレスが溜まることは無いと思います。
私が法律事務所で勤務していた時の経験上、電話がつながらない依頼者は事務所からの心象も悪くなりますので電話へのレスポンスは早くしましょうね。
この依頼者電話が全然つながんねー、もう辞任しようかな(=仕事おりようかな)
などと弁護士や司法書士の先生方がぼやく光景は法律事務所の日常で、いわば法律事務所あるあるですね(笑)
まとめ
任意整理の手続きは簡単
このように表現されることがありますが、法律事務所で働いていた経験からすると、それは嘘ではないと思います。
60歳以上の高齢の方でも全然普通にやってますからね。
基本的には、初回の面談さえ終わってしまえばあとは費用を支払うだけです。
それ以外に必要なことといえば、法律事務所からの電話を待つことくらいでしょう。
任意整理と違い破産手続や再生手続は出す書類がとても多いです。破産と再生はそれなりに時間を確保する必要がありますし、途中で挫折してしまう依頼者もちらほらいます。
任意整理であればそのようなことは少ないのかなと経験上思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
法律事務所で手続きするってすごく大変そうなイメージがあったけど、
そんなに難しそうでもないな
と、思っていただけたら幸いです。
情報をちゃんと収集すれば難しそうだと感じていたことも思い込みに過ぎなかったということはよくある話です。
情報を仕入れることで物事のハードルはぐっと下がりますよね。